ハチ刺されにご注意ください

公開日 2020年10月13日

最終更新日 2020年10月13日

ハチについて

ハチによる刺傷は、ミツバチ、アシナガバチ、スズメバチによるものが多くなっています。

ハチ写真

刺すのはメスだけです。

ミツバチでは一度刺すと脱落して針が刺入部に残りますが、スズメバチでは脱落しません。

ハチに刺されると

ハチに刺されると激痛を生じ、その後、発赤、腫脹をきたします。

ハチ刺傷による刺咬症には、ハチ毒素による直接作用と、アレルギー反応の2種類があります。

多数のハチに同時に刺された場合は、ハチ毒素の直接作用による急性中毒症状を生じますが、ハチ刺傷による死亡の多くはアナフィラキシーショックを含むアレルギー反応が原因です。

ハチ毒に含まれる酵素類がアレルゲンとなります。

アナフィラキシーとは

アレルギー反応の一種であり、突然発症し全身性の急激な過敏反応を呈し、生命に危機の及ぶおそれがある状態です。

アナフィラキシーによる死亡数は国内で年間50~70例前後を推移していて、原因は薬剤とハチ刺傷が多くなっています。

皮膚が赤くなったり(蕁麻疹などの皮膚症状)、息苦しくなったり(ゼーゼーしたりする呼吸器症状)、激しい嘔吐(腹痛や嘔吐などの消化器症状)などの症状が複数同時にかつ急激にみられます。その中でも血圧が下がり、意識が低下し、脱力をきたすような場合をアナフィラキシーショックと呼び、迅速に対応しないと命に関わることがあります。

ハチ刺症によるアナフィラキシーは、刺されてから発症まで5分以内が約40%であり、30分以内が大部分を占めます。死亡の半数以上は発症後30分以内に起こると考えてください。

ハチ毒にアレルギーのある人は約300人に1人とされ、2回目以降の刺症で発症することが多くなっています。初回の刺症で発生することもあります。また必ずしも回数を重ねるたびに症状が悪化するとは限りません。ただし短期間に続けて刺されるとアナフィラキシーを発症しやすくなってしまいます。

アナフィラキシーの症状

アナフィラキシーの症状
発症部位 症状 説明
皮膚や粘膜の症状 紅斑・蕁麻疹 全身に現れたもの
かゆみ 強くて我慢できないかゆみ
唇や目のまわりの腫れ 顔全体に広がった腫れ
胃腸の症状 口の中や喉の違和感 喉の痛み
腹痛 我慢できない腹痛
嘔吐・下痢 繰り返す嘔吐・便失禁
呼吸器の症状 咳、鼻水、鼻づまり、くしゃみ 持続する強い咳き込み、犬が吠えるような咳
喘鳴、呼吸困難 明らかな喘鳴、呼吸困難、唇や指先が青くなる、かすれた声、胸の圧迫感、唾などが飲み込めない、呼吸停止
循環器の症状 脈拍、血圧 不整脈、著しい血圧低下、徐脈(異常に脈が少ない)、心停止
神経の症状 意識の状態 ぐったり、不穏、失禁、意識消失

※日本アレルギー学会「アナフィラキシーガイドライン」臨床所見による重症度分類(一部改変)

対処法

まずは刺されないように予防することが大切です。ハチ(巣)を刺激しないように注意し行動してください。

刺された場合は、速やかにその場から離れ安全な場所で静かに横になります。可能であれば、刺された部位を流水で洗い流し、針が残っている場合は、(毛抜き等を使って)そっと抜いてください。局所の疼痛は水か氷で冷やします。アンモニアを塗る等の方法は効果がないので行わないでください。

アナフィラキシー症状が出現した場合に、エピペンを処方されている場合は速やかに使用してください。

必要に応じ救急車の要請や医療機関を受診してください。

登山者や山林で作業される方はポイズンリムーバーやハチスプレーの携行も考慮してください。

お問い合わせ

消防本部・消防署 警防課
住所:〒946-0007 新潟県魚沼市四日町450番地1 (消防庁舎)
TEL:025-793-0119
FAX:025-792-8441

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